ネットワーク機器のファームアップ用に fedora に tftp サーバを一時的に起動してみる

fedora

中古で購入した IX2215 のファームアップを行うため,自分が普段利用している PC に tftp サーバ起動して穴開けて作業終わったらまた閉じてなんてやりたくないので,proxmox で動作する fedora 上に tftp サーバを起動した.ちょっとはまったところがあったのでメモしておく.

fedora で tftp サーバの一時起動を行う方法

tftp サーバは常時利用することはなくまたいつでも簡単に起動することができるので,テスト用サーバを用意して一時的に利用することにする.proxmox でクローンしたりテンプレートから新たに作ったり新規インストールでも何でもいい.使い捨てできるところが仮想環境のいいところ.

ソフトのインストール

以下のコマンドで tftp サーバをインストールする.確認用に tftp クライアントもインストールしておく.

# dnf -y install tftp-server tftp

tftp-server の有効化

以下のコマンドで tftp サーバを起動する.

# systemctl start tftp.socket

データの配置

tftp でデータをやり取りするディレクトリは /var/lib/tftpboot となる.これはデフォルト値で変更可能である.ファームウェアはここに置いておく.使い捨て環境なのでパーミッションなどは気にしない.

テスト

/var/lib/tftpboot/test.txt というファイルを作成し,ローカルで以下のコマンドを実行してファイルを取得できることを確認する.

tftp 192.0.2.230 -c get test.txt

ちょっとはまった部分

ただ,他の Linux の tftp クライアント側から接続するとタイムアウトしてしまう.今回利用したテスト環境はテンプレートから作成したもので firewalld が起動している.よって tftp サーバ側の firewalld を停止してみたがこれでもタイムアウトして正常にファイル転送できなかった.ためしにクライアント側の firewalld も停止するとファイルを取得することができた.ftp の active と同じ動作をするのだろうか? 目的は達成できたのでとりあえずクライアント側 firewalld を起動してテストを終了する.

使用後の処置

ファームウェアのアップデートなどの作業が終わったら,VM ごと消し去り掃除しておく.

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