自宅の回線をSo-net 光 with フレッツSにしてからかなり時間が経ちました.現在の構成は,HGWのない小型ONU+NVR510で,当初この組み合わせでのひかり電話の事例が少なかったのですが,現在はかなりの事例が出てきました.
そこでいよいよひかり電話オプションを申し込んでみました.どのような手続き・設定を行っていくのか順次説明していきます.
事前準備(プロバイダーへの質問,2023/1/10)
まず、プロバイダであるSo-netに質問する。内容は、ひかり電話を契約する時にSo-net側での手続き・設定変更があるかどうか。
回答は、NTTへのひかり電話申し込みに当たってはSo-net側では特に手続きは必要ないとのこと。ただし,設定変更などで不具合が出るかもしれないのでその時点で再度質問してとのこと。
ひかり電話開通時点でV6プラスがどうなるかが気になるところです.
事前準備(NVR510の設定)
ひかり電話開通時点でIPv6周りの設定変更が必要です.事前に調べてできれば定義体も作成しておきたいと思います.この際他の設定についても見直しておきます.結局,ひかり電話が開通してから見直しました.
ひかり電話オプション申し込み(2023/1/12)
Club NTT-Westからオプションの申し込みを実施.とりあえず基本プラン(550円/月)を申し込み.連絡希望時間を指定できる.9-13時を指定.
NTTからの確認電話(2023/1/13)
NTTから電話がありました.申込内容の確認・工事日の確認・電話番号の選択(3つの中から)・支払金額の確認等(国際電話の発信規制の有無・発信電話番号通知の有無・電話番号を電話帳へ記載するかどうか)を行いました.小型ONU+NVR510であることを伝えたら,オペレータの方もわかっていらっしゃるようで,それではお宅の工事は不要で工事日の午前中に光電話が使えるようにしますとの案内がありました.工事日は当方の都合で一週間後の1/20ということになりました.今回の工事費は2,200円とのことです.
お申し込み内容のご案内(2023/1/15)
NTTよりお申し込みのご案内が速達で届いた.先日電話で合意した内容が記載されていた.ひかり電話の契約内容(基本プラン)・金額や先日決めた内容について記載があった.その他A4用紙で5枚の紙が入っていた.
事前準備(NVR510)(2023/1/16)
NVR510の簡単設定→IP電話→ひかり電話を選択したところ「IPv6 IPoEで使用中のためひかり電話を設定できません」の表示.ひかり電話設定をするために,いったんMAP-E設定を解除しないといけないようだ.
電話線(6極4芯)到着(2023/1/17)
8-one のテレフォンコード ETL-150W 6極4芯 5m
ひかり電話開通日
ipv6アドレス確認→/56のアドレスの割り当て
NVR510のGUI設定にて,IPoE設定削除→ひかり電話設定→IPoE設定でひかり電話とMAP-Eが利用できることを確認しました.
副作用
拠点間VPNがつながらなくなりました.pingはとぶんですけどね.フィルターでしょうか.
副作用はとりあえず解消(2023/1/22)
VPNについては,PPTPは接続できました.まだ詳しくは調べていないけどIPv6でのIPIP接続がどうしてもできませんでした.
完全復旧(2023/1/23)
IPv6のIPIPの再設定を両端のNVR510で行ったところ通信できた.なお,ひかり電話ありの場合のIPv6アドレスについては,ONU側に割り当てられている /56 のアドレスを利用した.LAN1 の /64 のアドレスでは試していない.なお,ひかり電話側のNVRから他のNVRへのIPv6アドレスへのping(ping6)の送信元アドレスは /56のアドレスであった.
両端の機器間のpingの応答速度だが,PPTPの約40msに対して,IPv6のIPIPトンネルでは約3msであった.
完全復旧ではなかった(2023/1/24)
現在,IPv6のIPIPトンネルには次のような不具合がある.
片方の拠点から他の拠点のサーバへsshで接続しようとすると,できる端末とできない端末がある.現在のところ,Windowsのteratermから他拠点のサーバに直接ssh接続はできる.ssh以外のプロトコル(ICMP含む)は通っているようだ.もう少し追ってみるつもり.
その後両拠点のルータを変更した。原因を調べるためには機器の入れ替えなど面倒なので、この不具合の原因は追究しないこととした。なお、ルータ変更以後この不具合はなくなった。
コメント