現在の環境
デスクトップ
Gigabyte B550I AORUS PRO AX, Ryzen 5 5600G, 16GBメモリ(DDR4-DIMM)×2, SSD(NVMe+SATA), Metis(ケース), CPUクーラー(忍者伍)などの部品からなる。
OSはWindows 11(大元のライセンスはWindows 7オープンライセンス)
ここではこの機体をB550機と呼ぶ。
PVE参号機
DeskMini X300, Ryzen 5 5600G, 32GBメモリ(SO-DIMM)×2, SSD(NVMe+SATA)
Proxmox VEの参号機として設定している。
これを単にDeskMiniと呼ぶ。
新規購入品
DeskMeet X300, CPUクーラー, 32GBメモリ(DDR4-DIMM)×4, LANカード(1Gbps×2port)
これをDeskMeetと呼ぶ。
どのように更新するか
新規購入のDeskMeetをPVE参号機として利用する。また、PVE参号機として利用していたDeskMiniをデスクトップとして利用する。それぞれのディスクは新規インストールはせずに流用することとする(Windowsはクリーンインストールするかも)。このため両環境とも多少の設定変更が必要になるとおもわれる。
動作確認
新規購入機器のDeskMeetおよびメモリの動作確認を行う。そのためには、B550機からCPUを取り外して、DeskMeetに取り付ける必要がある。なお、B550機から流用するのはCPUのほかはSSDのみである。後はドナドナ要員。
2023/11/28 BIOSは現時点での最新。memtest86 v10.5 free を2.5周(9時間30分)ほど動作させエラーなし。
PVE参号機更新
SSDの移行
PVE参号機を停止し、DeskMiniからNVMe SSDとSATA SSDのふたつを取り出し、DeskMeetに取り付ける。
DeskMeetのBIOS設定
DeskMeetでSecure Boot無効、TPM無効、35W制限を行う。
ネットワーク接続と設定
オンボードLANをサーバー系ネットワークへ、追加LANボードのポート1をクライアント系ネットワークへ接続する。
ディスプレイとマウス・キーボード(運用時には接続しない)を接続し、コンソールからログインする。そこで、/etc/network/interfacesをviで編集し、物理ネットワークインタフェースのインスタンス名を書き換える。インスタンス名は、PVE弐号機(これもDeskMeet)を参考にした。変更したら一旦システムをシャットダウンし、ディスプレイとマウス・キーボードをはずして再起動する。
これで、新PVE参号機がPVEクラスタに組み込まれた。
デスクトップ機更新
SSDの取り付け
B550機からSSDを取り外し、DeskMiniへ取り付ける。
WiFiカードとアンテナの取り付け
DeskMiniはWiFiは標準搭載されていないがオプション設定がある。純正品(AsrockからDeskMini用のWiFiキットがでている)がいい人はこれを別途調達する必要がある(有線LANでよければその限りではない)。当方ではその辺に転がっていたZ270(mini-itx)マザーにWiFiカード(Intel 8265NGW)やアンテナが搭載されているのでこれを利用した。WiFiカードコネクタ形状やアンテナ径の大きさなどの規格は何種類かあるはずであるが、手持ちのZ270マザーのものとDeskMiniの規格は同一のようでWiFiカードとアンテナはきっちり装着することができた。
BIOS設定
TPMとSecure Bootを有効にする。
また、有線LANとWiFiを有効にする。(WiFiドライバのインストールおよび設定が終わったら有線LANは無効にしてもよい)
OS起動と設定
マイクロソフトユーザのPIN設定
マイクロソフトアカウントのユーザのPINが無効になっているので再設定を行う。
有線LANの設定
有線LAN(RealtekRTL8111H)はOSが起動するとすでに認識されていた。クライアント系ネットワークにはDHCPサーバがいるのでこのネットに接続し、このまま作業を続ける。
OSのライセンス認証
Windows 11 Proのライセンス認証は、ネットワークで認証手続きができた。
OFFICEのライセンス認証
Office 2013のライセンス認証は電話での認証手続きが必要であった。ただそのための電話番号は表示されないので(「電話によるライセンス認証手続きは、この製品ではサポートされていません。」というメッセージが表示されるだけ)、Webで検索して電話番号を探す必要があった。
WiFi設定
WiFiドライバのインストールとWiFiネットワーク設定を行う。WiFiのネットワーク設定が終わったら、有線LANの無効化を行う。
旧機種(B550機)との比較
性能的には、CPU(Ryzen 5 5600G(個体は違う))やSSDは同じで、メモリスピードと容量がアップしているのでベンチマークはちょっとだけ早くなっていると思う。また、動作が若干早くなったように感じるが多分気のせい。
良い点
体積が1/7(電源部除く)となり占有スペースが少なくなった。B550機のケースはMetisで13.37L、DeskMiniは1.92L。かなり小さいがintelのNUCのあっちっちさと比べるとほんのりとあたたかいくらい(B550機とは同等)で放熱も問題なし。
B550機はATX電源(のファン)、CPUファン(忍者伍)、ケースファン(Metis付属品)の三つの音の発生源があったが、DeskMiniはCPUファン(noctua NH-L9a-AM4)のみなので動作音がかなり静かになった。
悪い点
いまは困っていないがUSBが少ない。
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