ApresiaLightGS120GT-SS に SFP の口があるので,ここに小型 ONU をさしてひかり電話を含む機能が動作するのかどうか確かめてみた.
ネットワーク構成
変更前の構成
小型 ONU を NVR700W の ONU ポートに接続し,NVR700W の LAN1 ポートを ApresiaLightGS120GT-SS(以下 Apresia と略) の家庭用 VLAN(VLAN 番号 11)の LAN ポートに接続してある.
小型 ONU —> (ONU1)NVR700W(LAN1) — (LAN ポート) Apresia (LAN ポート) — 家庭内 LAN

Apresia の VLAN 構成変更
Apresia にグローバルセグメント用の VLAN(VLAN 番号 33)を用意する.SFP を含む 4 ポートをこのVLAN 用に設定する.ちなみに、17 と 17F、18 と 18F はそれぞれ排他利用。
小型 ONU の型番
GE-PON<O>A SFP-ONU<1>S
ネットワーク構成の変更
NVR700W の電源を落とし,光ケーブルを小型 ONU から抜く.さらに小型 ONU を NVR700W から慎重に抜く.Apresia のグローバル用 VLAN に属する SFP に小型 ONU をさす.つづいて,グローバル用 VLAN に属する LAN ポートと NVR700W の LNA1WAN を接続するのだが NVR の定義を修正した後で NVR~Apresia を接続する.
小型 ONU —> (SFP ポート)Apresia(LAN ポート) — (WAN)NVR700W(LAN1) — Apresia

NVR の定義修正
NVR の定義修正
NVR700W の電源を投入しコンフィグの修正を行う.論理的には onu1 を WAN(lan2)に変更することで修正が完了するはずである.この修正を行い再起動する.
接続
再起動できたら,NVR と Apresia を LAN ケーブルで接続する.
結果
小型 ONU を ApresiaLightGS120GT-SS にさしても変更前と同様の機能が利用可能であった.PPPoE IPv4 アドレスは変更された.IPv6 のアドレスは変化なし.ひかり電話用の IPv4 アドレスも変化なし.ひかり電話も利用可能であった.
ちょっとした不具合
実家の NVR と自宅の NVR 間の IPsec-VPN がダウンしていた.これは,onu1 の v6 アドレスをネットボランチ DNS に登録していて,onu1 がダウンすると利用できなくなったためであった.また,情報を削除することもできなくなっている(後でできるかどうか調べてみるかもしれない).小型 ONU を抜く前にネットボランチ DNS の定義を消すほうがいいだろう.あらためて LAN2 インタフェースで IPv6 アドレスをネットボランチ DNS に登録し実家ルータに設定することによって復旧.
今後の予定
IX2215 をぽちったのでいろいろ遊んでみる予定.
2023/2/13
IX2215(本体のみ,一切の付属品なし)到着.NVR700W を IX2215 に変更した。このサイトのどこかに記載している。
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