以前ここでubuntuにzoneminderを導入した。これが動作しているマシンがちょっと非力なので、前回frigateをインストールしたPCにzoneminderをいれて比べてみる。状況次第ではこちらに移行するかも。
ubuntuのPPA
現在運用しているzoneminderは公式リポジトリを利用したものでv1.36.12がインストールされている。若干古いので今回はPPAを利用してインストールしてみる。
PPAはPersonal Package Archivesの略で、Ubuntuの公式レポジトリからはダンロードできないソフトウェアや最新のバージョンのソフトウェアを手に入れることができる(かもしれない)。アプリケーションごとに提供される。
なお、PPAはその名のとおり非公式リポジトリであり無保証であることに留意して利用すること。
ちなみに現在(2023/7/6時点)のubuntu公式リポジトリでインストールされるものは「zoneminder/jammy 1.36.12+dfsg1-1 amd64」となっている。
zoneminderのPPAのインストール
zoneminderの以下のコマンドを実行する。
add-apt-repository ppa:iconnor/zoneminder-1.36
インストールされる予定のものは「zoneminder/jammy 1.36.33-jammy1 amd64」となった。
zoneminderのインストール
念のため以下のコマンドを実行して…
apt update
apt upgrade
mariadbのインストール
zoneminderの前にデータベース(mariadb)をインストールする。
apt -y install mariadb-server
/etc/mysql/mariadb.conf.d/50-server.cnfの[mysqld]セクションに以下の内容を追加する。
character-set-server = utf8mb4
collation-server = utf8mb4_general_ci
また、/etc/mysql/mariadb.conf.d/50-client.cnfに以下の内容を追加する。
[client]
default-character-set = utf8mb4
mariadbの再起動
systemctl restart mariadb
mariadbの初期化
mysql_secure_installation
パスワード以外、リターン。
zoneminderのインストール
apt -y install zoneminder
/etc/php/8.1/apache2/php.iniに以下の内容を追加
date.timezone = "Asia/Tokyo"
アクセス権の設定
chmod 740 /etc/zm/zm.conf
chown root:www-data /etc/zm/zm.conf
chown -R www-data:www-data /usr/share/zoneminder/
apache2の設定
a2enmod cgi rewrite expires headers
a2enconf zoneminder
systemctl
systemctl enable zoneminder
systemctl start zoneminder
systemctl reload apache2
zoneminerの設定
Webブラウザでhttp://IPアドレス/zm/にアクセスして設定する。
負荷が高め?
DeskMini X300(5600G(35W運用))でfrigateと同時に動作させるとロードアベレージが0.1あたりから0.8前後となる。X300もったいなくね?と思い、Proxmoxが動作しているDeskmini 110(4560G(2C4T))と交換してみる。するとロードアベレージが常時1をこえる。へたすると3を超える時もある。主にzmc(3プロセス)がだいたい30%くらいCPUを使っている。
もとにもどすのはちょっと面倒なので、4 coreのCore i5 6500T(じゃんぱら、本体2580円、クーポン値引き100円、送料770円(高くね?)、pay easy手数料550円)をポチってみた。これで様子をみてだめなら、zoneminderを標準リポジトリの1.36.12にしてみる。
PPAの削除
先にzoneminderのダウングレードを行ってみた。
先にzoneminderのアンインストールを行う。
apt -y remove zoneminder zoneminder-doc
つづいて、zoneminderのPPAを削除する。
add-apt-repository --remove ppa:iconnor/zoneminder-1.36
標準リポジトリでのzoneminderのインストール
apt -y install zoneminder
あとは、いままでと同様に設定を行う。
結果
結果は、それほど落ちなかったというか変化がないような気がする。frigateが動作しているとしても、5010Uと比較すると4560Gおそすぎない?
6500Tに変更したところ、ロードアベレージは4560Gの6割程度になっているようだ。
再インストールしてみる
これまで同じディスクでいろいろいじりまわしているので、DeskMini 110+6500Tの構成でOSから再インストールしてみる。
zoneminderはPPAから、frigateは推奨インストール(docker)を行う。
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